By Daisuke Kawasaki
川崎 「それではまず、このデッキを使おうと思った理由を……」
八十岡 「それって言わなきゃわからない?」
川崎 「野暮でしたね」
ヤソが使う《龍爪のヤソヴァ/Yasova Dragonclaw》。
とはいえ、ただのダジャレというにはグルーブ感のあるテンポに満ちた動きと随所にテクニックあふれる構築がある完成度の高いデック。せっかくなので、ここでは八十岡
翔太のヤソヴァテンポを紹介しよう。
■デッキ構築の流れ
川崎 「その、えーっと、聞きにくいんですが……このデッキ、今回その出オチのために構築してきたということでいいんですか?」
八十岡 「いや、そうでもない。このデッキは元々、結構前から組んでたんだよね。それこそ運命再編前から」
川崎 「あぁ、たしかにBrian Kiblerがキブラーティムール作っていたりと、運命再編前からティムールデッキはありましたもんね。やっぱり《凶暴な拳刃/Savage
Knuckleblade》の強さを見て、って感じですか。八十岡さん、こういう能力ついて打点高いクリーチャー好きそうですもんね」
八十岡 「いや、最初は4/2の熊(《高山の灰色熊/Alpine
Grizzly》)と熊パンチ(《凶暴な殴打/Savage
Punch》)が入ったデッキだったんだよね」
川崎 「すみません、ちょっとよくわからないです。リミテッドの話ではなくて?」
八十岡 「勘いいっすね。元々、タルキール覇王譚だけのドラフトだと、赤緑かティムールばっかやってて、この4/2と熊パンチの動き強いなと思って」
川崎 「あ、本当にリミテッドの話なんですね」
八十岡 「で、このデッキになったわけ」
川崎 「すみません、ちょっとよくわからないです。その中間が知りたいのですが……」
八十岡 「ドラフトで強い動きって、最近では構築レベルの事が多いんだよね。だから、実際に試してみようって思って組み始めたのがこのデッキなんだ。赤緑だと、2ターン目《荒野の後継者/Heir
of the Wilds》からの3ターン目《高山の灰色熊/Alpine
Grizzly》、そして《凶暴な殴打/Savage Punch》でどかしながら打点を稼ぐっていう動きがやっぱり強いしテンポもいい。じゃあ、構築でもそういうコンセプトのデッキはいけるんじゃないかって思ったんだ」
川崎 「なるほど。たしかに、最近はリミテッドのテクニックだったものが、実際に構築レベルでも活躍するっていうパターンは多いですもんね」
八十岡 「そうだね。昔に比べて、構築、特にスタンダードとリミテッドの垣根はかなり低くなってると思うよ。そういう意味で、今のスタンダードはある程度はリミテッドの延長線上にあると思う」
川崎 「つまり、スタンダードは、全員が全部のカードプールを使えるシールドみたいなものだと」
八十岡 「ん?元々スタンダードってそういうものじゃないの?」
川崎 「あ、本当だ、何言ってんだ」
八十岡 「でも、まぁ、言いたいことはわかる。リミテッドみたいなゲームプランのデッキが多いから、今のスタンダードのデッキはみんな強いシールドデッキを使ってるみたいな所はあるよね。と言っても、超強いシールドデッキだけど」
川崎 「なるほど。だからこそ、今はドラフトのテクニックの中にも構築のためのアイディアがあると。そう考えると、ただカードリストを見るんじゃなくて、実際の使い心地を試しながらカードリストを見てるみたいなもんですもんね、ドラフト。ちょっと話がそれますけど、なんでそんな感じになったんですかね?」
八十岡 「色々理由はあるし、大きいのは開発段階でリミテッドに面白いギミックを用意してくれてるからだと思う。だから、逆に構築で使える要素が限られてる。でも、他の要因としてはカードを枚数引くカードが少ない、もしくは弱くなってるからってのは大きいんじゃないかな。そうすると、どうしてもクリーチャーで殴りあってプレッシャーをかけるゲームプランのが良くなるから、結果的にリミテッドに近いクリーチャー中心のゲームになるんだと思う」
川崎 「構築戦では、環境にあるカードの相互作用でヒラメキを得るのが重要ってのは最近よく言われる話ですけど、リミテッドに対してはもっと構築に流用できるかもっていう目線を持つのもいいかもしれませんね。で、話を戻しますが、《荒野の後継者/Heir
of the Wilds》《高山の灰色熊/Alpine
Grizzly》《凶暴な殴打/Savage Punch》を軸に構築してみて、どういう感じで調整がすすんだんですか?」
八十岡 「まず《高山の灰色熊/Alpine
Grizzly》が抜けた」
川崎 「え?」
八十岡 「仕方ない。デッキ作っててカード探してたら《加護のサテュロス/Boon
Satyr》を見つけちゃったんだもん。実質、上位互換だよ、これ」
川崎 「たしかに。で、さらに《高山の灰色熊/Alpine
Grizzly》上位互換と言っていい《龍爪のヤソヴァ/Yasova
Dragonclaw》が登場したことで、投入された、ということですね」
八十岡 「いや、その前にもうひとつ大きな変化があったんだよね」
川崎 「なんですか?」
八十岡 「熊パンチが抜けた」
川崎 「え?」
八十岡 「やっぱ、手札に余っちゃうし。最初から殴れるカードいれるべきかなと。大丈夫、熊パンチの意志はサイドボードの《狩人狩り/Hunt
the Hunter》が受け継いでるから」
川崎 「うーん。まぁ、でもあれですね。《凶暴な殴打/Savage
Punch》に書かれてるのは現在のティムールのカン《龍爪のスーラク/Surrak
Dragonclaw》で、その代わりに昔のティムールのカン《龍爪のヤソヴァ/Yasova
Dragonclaw》が入ったと考えれば、運命再編の最中っていう見方もできますよね」
八十岡 「あ、そうだね。それでいいんじゃん?」
川崎 「うーん」
■個々のカードについて
川崎 「色々話が遠回りしましたけど、《高山の灰色熊/Alpine
Grizzly》《凶暴な殴打/Savage Punch》は抜けてしまったものの、2ターン目《荒野の後継者/Heir
of the Wilds》から3マナパワー4をだして獰猛を達成しつつテンポを取っていく動きは構築レベルだったって事でいいですか?」
八十岡 「そういうことだね」
川崎 「それじゃ、ここのカードについて見ていっていいですか?」
川崎 「まずはデッキの中心と言っていい《龍爪のヤソヴァ/Yasova
Dragonclaw》ですが。ここまでの話を聞いていると、別に名前だけで採用したわけじゃないんですよね?」
八十岡 「今日このデッキを使ってるのは名前の要素も大きいけどデッキ全体で見たら、3マナパワー4として高性能だからだね。実際、《高山の灰色熊/Alpine
Grizzly》にトランプルがついてるってだけでもこのデッキでは強いよね」
川崎 「さらに追加されてる、いわゆる《脅しつけ/Threaten》能力ですけど、これは実際に活用しているんですか?」
八十岡 「かなりしてるね。この能力はやっぱり強い、っていうか、元々のコンセプト的にテンポを取りながらダメージレースをするデッキなわけで、この能力だけでダメージレースを狂わせることができるんだよね」
川崎 「たしかにそうですね。ブロッカーとして用意していた、つまりダメージをその分諦めたクリーチャーが、逆に自分にダメージをあたえてくるわけですからね。あと、意外と忘れがちですけど、この能力出したターンにも使えるんですね」
八十岡 「そうだね。戦闘開始時の誘発だから、こいつを出したターンにもマナが残ってるならコントロールを奪える。序盤はそういう使い方はできないけど、マナクリーチャーも含めるとマナが多くて後半マナが余りがちになるこのデッキでは一応覚えておいた方がいいね。ただ、《龍爪のヤソヴァ/Yasova
Dragonclaw》については、もっと覚えておいた方がいいことあるけど」
川崎 「なんですか?」
八十岡 「伝説なんだよね、こいつ」
川崎 「いや、知ってますって」
八十岡 「最初、一人回ししてるときに、2体並べて2体奪って、って動き強いなって思ってたら、2体並ばないじゃん、って。なんで、手札に2枚とか来ちゃうと余っちゃうんだよね。実際、こいつは3枚でも良いカードかもしれない」
川崎 「今日のリストは4枚ですね。そうした理由とかあるんですか?」
八十岡 「その方がリストが綺麗かなって」
川崎 「うーん」
川崎 「《龍爪のヤソヴァ/Yasova Dragonclaw》とあわせて、これらの低コストでパワーの大きなクリーチャーで主導権をとって、その上でテンポのいいカードで優位を維持するというのが基本的な動きなわけですね」
八十岡 「そうだね。《凶暴な拳刃/Savage
Knuckleblade》はやっぱり強いカードだよね。今、環境は《包囲サイ/Siege
Rhino》をどうするか、ってのが重要だとは思うんだけど、先出し限定ではあるけど、《凶暴な拳刃/Savage
Knuckleblade》は《包囲サイ/Siege Rhino》を乗り越えられるカードだからね」
川崎 「この2枚は《包囲サイ/Siege
Rhino》を乗り越えられる、5/5クラスになれるカードとしても価値が高いということですね」
八十岡 「そうだね」
川崎 「そして、それらのクリーチャーで得た優位をテンポよく維持するのがこれらのカードというわけですね」
八十岡 「《頑固な否認/Stubborn
Denial》は、ほぼ《対抗呪文/Counterspell》だね。このデッキのクリーチャーはほとんどパワーが4以上あるから、獰猛を達成できるからね。逆に、それらがいない状況でカウンターしたいクリーチャーじゃない呪文なんて無いんじゃないかな」
川崎 「このデッキの獰猛達成率はすごそうですよね。《火口の爪/Crater's
Claws》も、ほとんど追加2点でプレイされてますしね」
八十岡 「逆にそうじゃないと相手が大型出してきた時は対応できないってのはあるけどね」
川崎 「なるほど。あと、このデッキでの《かき集める勇気/Gather
Courage》ってすごいアイディアですよね。このカードが刺さって勝ったゲームも結構あるんじゃないですか?」
八十岡 「そうだね。そもそも予想されてない事が多いけど、使った後でも相手としてはこのカードをケアしたくはないよね。ケアしようが無いというか。まぁ、とはいえ、2枚とか引いちゃうとそのまま負けることは多いけど。テンポデッキの宿命ではあるけど、土地を引きすぎたら大体勝てなくて、そういう意味で余分に引いた対応カードも負けの原因になることはあるね」
川崎 「だからこそ、この枚数なんですかね。とはいえ、3ターン目にフルタップで出した《龍爪のヤソヴァ/Yasova
Dragonclaw》とかを召集の《かき集める勇気/Gather
Courage》とかで守ったら、それだけでゲーム終わりそうですね」
八十岡 「環境の軽い除去のほとんどがタフネスを参照するからね。序盤の除去をかわす呪文としてはかなり優秀。あと、《龍爪のヤソヴァ/Yasova
Dragonclaw》のパワーを上げて能力の対象を広げられるのもいいね」
川崎 「たしかに、このデッキには《龍爪のヤソヴァ/Yasova
Dragonclaw》のパワーを上げるカードも結構はいってますもんね」
川崎 「というわけで、授与で《龍爪のヤソヴァ/Yasova
Dragonclaw》のパワーをあげることもできるこのカードですが」
八十岡 「とはいえ、重すぎるからその動きをする事も少ないっちゃ少ないんだけどね。そもそも、このカードって、《龍爪のヤソヴァ/Yasova
Dragonclaw》を入れるときに一度抜けてるんだよね。なんせ、3マナのカードが多すぎるから」
川崎 「たしかに、《龍爪のヤソヴァ/Yasova
Dragonclaw》《凶暴な拳刃/Savage Knuckleblade》と3マナパワー4がいる状況で、《加護のサテュロス/Boon
Satyr》は3マナ域大渋滞って感じではありますね」
八十岡 「だから、ここには普通のティムールは《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath
Dragon》を入れてると思うんだ。実際、入れてみたことはある」
川崎 「抜けた理由は、やっぱりダブルシンボルですか?」
八十岡 「それもある。でも、一番大きい理由は、さっき言ったように、このデッキはマナベースのカードが多すぎて後半にマナフラッドよりになっちゃうっていう弱点があるからなんだよね。単体のカードでみれば《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath
Dragon》の方が強いとは思うんだけど、マナクリーチャーが余るのを活用するのなら、《加護のサテュロス/Boon
Satyr》はアリだよね」
川崎 「実際、土地が23枚にマナクリーチャーが6枚ですもんね」
八十岡 「さっき言ったように、《龍爪のヤソヴァ/Yasova
Dragonclaw》を複数引くことを嫌うなら《龍爪のヤソヴァ/Yasova
Dragonclaw》を3枚にして《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw
Mystic》を増やす選択もあるから、そうなると《加護のサテュロス/Boon
Satyr》はもっと重要になるかもね。あと、トリックとして使えたりもするし」
川崎 「サイドボードはシンプルですね。《前哨地の包囲/Outpost
Siege》はどういうデッキ相手に使うんですか?」
八十岡 「これは基本的にはコントロール対策だから『カン』の能力目当てで入れることになるね。このデッキではほとんど『龍』では使わないと思う。ここは《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra,
Pyromaster》でもいいんだけど、ちょっと赤マナダブルは苦しいかなと思って。トークンデッキが多いなら《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra,
Pyromaster》もありなんだけどね。ただ、どっちにしろ使ってみないと使い心地もわからないし、お試しってのもある」
川崎 「《ティムールの隆盛/Temur Ascendancy》は何対策ですか?」
八十岡 「これもコントロール対策、かな」
川崎 「なるんですか、コントロール対策」
八十岡 「なるよ。《ヤヴィマヤの火/Fires
of Yavimaya》みたいなもんだから。しかもこんだけパワー4がいればドローも期待できるしね」
川崎 「とりあえず、これが出ただけでほとんどのカードがマストカウンター級になると考えれば、強そうですね」
■対戦デッキとの相性
川崎 「最後に、主だったデッキとの相性をお聞きしたいんですけど。まぁ、なんといっても環境の中心であるアブザン相手はどうですか?」
八十岡 「アブザンにはそこそこ強いと思うよ」
川崎 「そこそこ?」
八十岡 「言ってもアブザンは対応力自体はそこまで高くないデッキだから、こっちが序盤にある程度優位を作れれば」
川崎 「攻め始めるのは、基本的にはこちらの方が速いですか」
八十岡 「一概にそうとは言えないけど。ただ、アブザンは結構ずっと1ターンに1アクションなデッキなのに対して、こっちはかなり早いターンに2アクションできるターンを迎えられるからね。その2アクションがうまく機能すれば、こちらが有利な展開を作れると思う」
川崎 「まさにテンポデッキの面目躍如ですね」
八十岡 「ただ、だからこそ土地を引きすぎると負ける」
川崎 「うーん」
八十岡 「あと、向こうのほうが基本的なカードパワーが高いだけに、いわゆる『雑なプレイ』が多くなるんだ。盤面関係なく一番強い動きをする、みたいな。逆にこっちは盤面にあわせて考えた動きをしなくちゃいけないデッキだから、そこでうまく相手の裏をかければ、かなり有利だね」
川崎 「うーん」
八十岡 「というわけで、そこそこ強いと思う」
川崎 「そこそこ?」
八十岡 「信じなくてもいいけど、実際、適切なプレイをすれば戦えるってことだよ。ただ、どうしてもクリーチャーの数が少なくて薄いから、そのせいで有利!とまでは言い切れないかなぁ」
川崎 「なるほど。そこそこ、じゃなくて、このデッキが有利な相手ってなんですか?」
八十岡 「青黒系のコントロール相手は強いよ。やっぱ、テンポデッキとしての本領を発揮できるし、相手が通したいカードのほとんどが《頑固な否認/Stubborn
Denial》でカウンターできるか、《かき集める勇気/Gather
Courage》ではじけるからね」
川崎 「逆に、これはキツイ、って相手はどんなデッキですか?」
八十岡 「いわゆる赤白ミッドレンジみたいなデッキは厳しいね。軽い除去がタフネス参照ってのがこのデッキの強みではあるから、《岩への繋ぎ止め/Chained
to the Rocks》みたいな軽い完全除去があるデッキ相手だと、一気にきつくなる。序盤に優位をとれてない状態だと《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath
Dragon》もなかなかきついしね」
川崎 「なるほど。赤白ミッドレンジは運命再編後増えているアーキタイプですね。そういえば、運命再編が発売されて、スタンダードに一番影響与えたことってなんですか?」
八十岡 「やっぱコントロールが、少なくともデッキになったことかなぁ」
八十岡 「全体除去とフィニッシャーっていうコントロールが欲しいものがついに運命再編で登場したからね」
川崎 「これからは青黒系のコントロールも活躍すると」
八十岡 「そこまではどうだろう……一応デッキになるようになった、ってレベルかなと思う。他のデッキパワーに現時点で追いつけてるかっていうと怪しいから、今後のカードに期待なんじゃないかなぁ……」
川崎 「でも、その増える可能性が少ない青黒コントロールに一番有利なんですよね?」
というわけで、話はところどころ怪しいものの、デッキの動きは十分以上の者を持っているヤソヴァテンポ。
最近の重カードを叩きつけ合うスタンダードに飽きた、という方は一度試してみてはいかがだろうか。
4 《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
4 《荒野の後継者/Heir of the Wilds》
2 《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic》
4 《凶暴な拳刃/Savage Knuckleblade》
4 《加護のサテュロス/Boon Satyr》
4 《龍爪のヤソヴァ/Yasova Dragonclaw》
3 《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater》
3 《かき集める勇気/Gather Courage》
3 《頑固な否認/Stubborn Denial》
3 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
3 《火口の爪/Crater's Claws》
3 《山/Mountain》
2 《森の力/Sylvan Might》
1 《島/Island》
4 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
4 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
3 《開拓地の野営地/Frontier Bivouac》
3 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
2 《奔放の神殿/Temple of Abandon》
1 《マナの合流点/Mana Confluence》
sideboard
3 《再利用の賢者/Reclamation Sage》
4 《狩人狩り/Hunt the Hunter》
4 《マグマのしぶき/Magma Spray》
2 《前哨地の包囲/Outpost Siege》
2 《ティムールの隆盛/Temur Ascendancy》
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