Round 1、Round 2と快勝を決めてきた者たちの3戦目。
スイスラウンド9ということもあり、区切り良く一つの節目となるラウンドだ。
選手が試合に掛ける意気込みも強まっていく。
The Finals 2011の覇者、岡田(写真右)も強い意志で試合に挑む。
Game 1
岡田の先手、マリガンを即答。
付き合った福田、6枚、5枚と引くも納得いかず、トリプル・マリガン。
岡田の《遊牧民の前哨地》対、福田の《凱旋の神殿》。
福田、上に留めたのは《戦場の鍛冶場》。そして《魂火の大導師》を送る。
これを《マグマの噴流》で焼いた岡田は《ゴブリンの熟練扇動者》で一気呵成。
更に《謙虚な離反者》を追加してクロックとする。
福田、土地が伸びず、手がない。
岡田 1-0 福田
Game 2
岡田は赤いカードしか見せていないが、マルドゥ・カラーであるのは土地が示している。
福田も《魂火の大導師》から赤白もしくはジェスカイ・カラーを示唆している。
お互いこれをどう読み解いてサイドボードを行うのか。
お互いに万全の7枚キープ。
《戦場の鍛冶場》同士のスタートとなった。
再び《魂火の大導師》を唱える福田。
今度は3枚目の土地である《山》と《ゴブリンの熟練扇動者》を追加出来た。
トークンが生まれる前に《マグマの噴流》で《ゴブリンの熟練扇動者》を焼く岡田。
《静寂の神殿》でトップ・チェックした岡田。
福田に追加の速攻クロックがないことを確認してから、《魂火の大導師》も《マグマの噴流》で熔かした。占術2で両方を上に留め、ドローの質を確保していく。
岡田がメインで示したカードは《オレスコスの王、ブリマーズ》。
福田《溢れかえる岸辺》から《島》、《かき立てる炎》で猫の王を退場させる。
ジェスカイ・カラーであることを確定させる。ただメインの展開が続かない。
ドロー・ゴー。
岡田の《紅蓮の達人チャンドラ》を《軽蔑的な一撃》。
福田、返しで引いたのは待望の《ゴブリンの熟練扇動者》。
《岩への繋ぎ止め》でこのゴブリンを岩山に隠す岡田。
福田、《カマキリの乗り手》でクロックをつなげていく。
2枚目の《岩への繋ぎ止め》でゴブリンとカマキリを同じ山に隠していく。
エンドの《ヘリオッドの指図》を《軽蔑的な一撃》した福田。
ターンを貰った岡田の一手は、《太陽の勇者、エルズペス》。
既に青マナが枯れている福田はこれを防げないが、《稲妻の一撃》を岡田へ。
実は既にペインランドやトークンの削りによってかなりライフを減らしていた岡田。
これで残りライフを5にする。
増え続けるエルズペス・トークンによって福田の時間は残り少ない。
《時を越えた探索》によって起死回生のカードを探し出せるか。
《異端の輝き》で忠誠度7のエルズペスを落とし、1ターンの猶予を獲得した福田。
もぎとったラストターン。福田のハンドに5点のダメージソースは、あるのか。
《カマキリの乗り手》を唱える。通った。
アタック。通った!
そして―…《稲妻の一撃》!あった!
岡田 1-1 福田
Game 3
岡田。7枚チェックが終わると同時にマリガンの発声。そのままダブル・マリガン。
Game 1の鏡打ちのようにキープの福田がシャッフルする岡田を眺める。
《遊牧民の前哨地》、《神秘の僧院》のトライランドスタート。
2ターン目も《平地》と《神秘の僧院》と動きはない。
先ず岡田の元に《山》から《ゴブリンの熟練扇動者》が駆け付けた。
《カマキリの乗り手》で殴り合いを選ぶ福田。
岡田、《異端の輝き》でこれを追放し、ゴブリンの群れがアタックしていく。
福田は4マナを立ててメイン動かず。
岡田の第1メインに《かき立てる炎》で《ゴブリンの熟練扇動者》を焼くも―…
《軍族の解体者》がゴブリンを餌に速攻で駆け抜ける。
2枚目の《かき立てる炎》で悪魔を焼き払う福田。
返しの岡田にビッグ・クロックはないが《紅蓮の達人チャンドラ》のプラスで
既に福田のライフは3にまで落ち込んでいる。
ゴブリン・トークンアタックに《ヘリオッドの指図》を合わせた岡田。
着地してから《消去》で弾く福田。
ライフを残すも―…《紅蓮の達人チャンドラ》を触れない。
岡田 2-1 福田
岡田 Win!
お互いにマリガンで苦しんだマッチとなったが、岡田がダブル・マリガンを凌いだ。
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