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BMOスタンダードRound 1 石田龍一郎(静岡) vs 佐藤遼太(神奈川) 
 

By 森安 元希

第3回を迎えたBigMagicOpen。先日第4、5回の予定も発表された。
(第4回は遂に関西は神戸にて開催!)

今回も340人という大人数を迎え入れ、大会の"新顔"は今回ようやく"常連"の末端に名を連ねたと言って良いだろうか。

新環境を代表する大会にならんとするBigMagicOpen。
新環境を制覇するプレイヤーにならんとする参加者たち。



その最初のフィーチャーの席は、やはり前回王者、石田龍一郎(写真左)が座るべきだろう。

残念ながらラウンド開始時に不手際があり、Game 2からのカバレージになってしまった。

(佐藤がダブルマリガンで失ったリソース差を埋めきれず、Game 1は石田が獲っている。)



Game "2"!

佐藤が先手を宣言する。
"アブザンアグロ"の石田。"ジェスカイテンポ"の佐藤。
お互いのデッキの内容はGame 1で把握できており、入念なサイドボーディングが行われる。

佐藤は7枚を確認し、早速のキープ。石田、悩んでのワン・マリガン。

佐藤、《天啓の神殿》《平地》《シヴの浅瀬》から《ゴブリンの熟練扇動者》スタート。
《砂草原の城塞》3枚からの《胆汁病》で、これを対処する石田。序盤戦は静かに幕を閉じた。

幕が変わり、展開が劇的に早まった。
《灰雲のフェニックス》を追加して攻勢を構える佐藤。
石田、溜めていた《羊毛鬣のライオン》2体を一度に送り出す。

返しの佐藤、《カマキリの乗り手》でライオンの牙の届かない飛行ビートに乗り出す。
石田の《羊毛鬣のライオン》ダブル・アタックからの《風番いのロック》、強襲。
2体のロック鳥が空飛ぶカマキリとフェニックスをにらみつけた。

先ず《凱旋の神殿》の占いで良い未来を見出した佐藤。
3/4 2体に対して3/3と4/1のアタックを敢行する。

石田に浮きマナがない分、コンバット・トリックの主導権は佐藤にある。
ダブル・ブロックに対して、《カマキリの乗り手》をブロックした《風番いのロック》を《勇敢な姿勢》で落とす。
これで佐藤はジェスカイテンポにとって最もガンとなる《風番いのロック》を対処できた。
しかし《羊毛鬣のライオン》のクロックも止まっていない。




石田は《ラクシャーサの死与え》を追加して、地上クリーチャーの硬さを誇示した。

佐藤、止まらない7枚目のセットランド。再びの《凱旋の神殿》、再びの上。
《灰雲のフェニックス》の変異を明かしてのダブル・アタック。
通れば石田のライフは1になり、返しのアタックにも耐えれば―…というところ。




この《カマキリの乗り手》アタックを《残忍な切断》した石田。
ライフを守り、ブロッカーをのける一手。
猫の群れが佐藤のライフを奪い去った。


石田 2-0 佐藤

石田 Win!


赤白ミッドレンジの台頭によって独占的なトップメタではなくなったアブザン。
しかし、そのデッキパワーは相変わらず安定していて強い。
そしてそれを巧みに乗りこなす石田もまた、安定していて強い。

前回同様の、気持ちの良い快進撃を見せつけてくれるだろうか。



 
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