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BMOカバレージで新人ライターを採用してみた。 
 

By Daisuke Kawasaki


 いよいよ、2回目の開催をむかえるBigMagicOpen。

大型賞金制イベント日本上陸と銘打ち、大成功を収めた前回に引き続き、大盛り上がりのイベントとなることが予想される。

 もちろん、盛り上がったイベントを伝える記事の充実さもBigMagicOpenの特徴と言っていいだろう。

 岩Show司会によるBigMagicLiveでは、今大会も生中継で大会の様子をお届けする予定だ。

 今回は、解説役の黒田 正城が急用で参加できないとのことなので、急遽、プロツアーフィラデルフィアベスト4の中島 主税が解説として抜擢され、前回とはまた違った角度での解説が楽しめるだろうと期待される。

 一方の、テキストカバレージなのだが……カバレージ部隊を統括する村栄 龍司は頭を抱えていた。












龍司 「あー、どうしよう……テキストカバレージのライターが足りないぞ……」

 自身もライターとしてプロツアータルキール覇王譚参加レポートなどを掲載し、紙面の充実に貢献する龍司。

 充実したカバレージを目標とする龍司にとって、ライターの人材不足は深刻な問題のようだ。












BIGMAGIC イベントカバレージライター募集

龍司 「そうだ!BigWebのトップページでカバレージライター募集をしたら、応募してきたヤツがいたな。あいつに声をかけてみるか!」












龍司 「やぁやぁ、悪いねわざわざ足を運んでもらっちゃって。じゃあ、早速、書いたサンプルのカバレージを見せて貰おうか」

新人 「いや、カバレージは書いてないっすね。履歴書は書いてきたんすけど」

龍司 「な、なにぃ!?……ライター募集ページの募集要項はちゃんと読んできたのかよ!」

新人 「読んでないっすねー」

龍司 「よ、読んでないだと……(これがゆとり世代か……)」

 カバレージ募集ページには、以下のように書かれているのだ。


Youtube・ニコニコ動画で【MTG情報番組】BIG MGIC LIVEの「The Replay」のコーナーを見て、
そのReplayのカバレージを書いて下さい。

どの放送分のBIG MAGIC LIVEでも構いません。

カバレージはテキストファイル形式で保存し、メール本文に下記の項目を明記の上、
件名を「カバレージライター募集」とし、「mtg@bigweb.co.jp」に添付して送信して下さい


 とはいえ、今は八ツ尾半の手でも借りたいくらいに手が足りない状況。とりあえず履歴書に目を通すしか無い。


































龍司 「な、な、なにぃぃぃ!」











龍司 「どういうこと!?どういうことだよ、これ!」











龍司 「なに!?カメレオンクラブ杯優勝って!?カメレオンクラブ杯ってどういう大会だよ!」

新人 「いや、先日開催されたモダン神挑戦者決定戦で優勝しただーすなこと砂田 翔吾も排出した由緒ある大会で……」

龍司 「違うよ、そういうこと聞いてるんじゃないよ!カバレージ募集の履歴書でこの経歴を見せられてどうすればいいの、オレは?」

新人 「いや、経歴じゃないっすね」

龍司 「え?」

新人 「経歴伝っすね」














龍司 「本当にどうでもいいよ。どういう意味なの、経歴伝って。そもそもFinals出場以外に書くことなかったの?」

新人 「いや、無くはないっすけど、まぁ、一番思い出深いので……」

龍司 「お前の思い出とかいいから!そういう個人的なこと書かれても困るんだよ!」














龍司 「個人的な話と言えば、たまにニコ生ってなんなの?別にニコ生でMTG配信するのはいいことだけど、たまにしてるのをアピールされても困るんだよね」

新人 「そすかねぇ……」

龍司 「そすかねぇ、じゃないよ。そもそも、たまにってどんくらいの頻度でニコ生やってるの?」

新人 「うーん……大体三ヶ月に一回くらいすかね」

龍司 「ほんとにたまにだな、おい。わざわざ書いてきてるからもうちょっとやってると思ったわ。もういい、さすがに人が足らないとはいえ、お前を採用するほどオレも落ちぶれてないんだわ。今日は帰ってもらって結構だよ」

新人 「いや、ちょっとまって欲しいっす。実は最高の企画を用意してきたんすよ」

龍司 「企画!?

 企画と聞いて、龍司の眼の色が変わる。

 メディアの統括をする身にとって、企画は何よりも魅力的なもの。今の龍司にしてみれば、企画というフレーズだけで、1マナ3点火力くらいの価値はあるのだ。

龍司 「ふむ……じゃあ、ちょっとその企画の内容だけ聞いてみてやるよ。それが面白そうなら、考えてやってもいいぞ」

新人 「いや、やっぱり、BigMagicOpenと言えば本戦はもちろん、特製プレイマットがもらえるサイドイベントの八人構築がウリじゃないっすか」











龍司 「目の付け所はいいな。たしかに、カバレージでも八人構築については取り上げたいと思っていたんだ」

新人 「というわけで、オレがオリジナルのデッキを作って、そのデッキで八人構築に参加するっていう企画はどうっすかね」

龍司 「企画はいいが……それでやるなら、デッキが大事だぞ。よっぽど魅力的なデッキじゃないと、目の肥えたマジックユーザーを満足させる記事にはならないぞ」

新人 「あ、大丈夫っす。オレ、結構デッキ作るの自信あるっす。あと、知り合いにもすごいデッキビルダーいるんで、少し話聞いてきましたわ」

龍司 「(いるんだよな、こういう自称デッキビルダー……)まぁ、能書きはいいからデッキ見せてみろよ」

新人 「うーん、まだ最終的なリストは固まってないんすけど、大体こんな感じのカードを使う予定っす」












龍司 「スゥルタイじゃねーか!














龍司 「お前、この間のプロツアー『タルキール覇王譚』の結果みてねーのか!!!!オレは参加者として会場にいたけどな、スゥルタイ使って勝ってるヤツなんて一人もいなかったぞ!ふざけんな!」

新人 「いや……自分本気っす」

龍司 「お前、本気って言っても……」

新人 「……本気っす」














龍司 「(こいつ……)」














龍司 「(こいつのこの目は……)」




















































龍司 「(本気(マジ)のマジック、略して本気ックをやるヤツの目だ)」

















龍司 「わかった!いいぜ、お前の本気ック、このオレに見せてみろ!」

新人 「うすうす」

 どこの馬の骨ともわからない新人ライターに、大事な八人構築の記事を任せることを独断で決めてしまった村栄 龍司。

 はたして、この龍司の選択が吉とでるか凶とでるか。

 その行く末は、明日のカバレージで皆様の目で確かめてもらいたい。






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