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BIGMAGICOPEN  Leagcy Semi Final 市川ユウキ(Magic Online)vs.朴 高志(愛知) 
 

by Tastuo Sekimoto





Game1



先手はスイスラウンド上位の市川。
お互い7枚の手札をキープしてのスタートだ。


市川は《Volcanic Island》から《秘密を掘り下げる者》をプレイ。快調な滑り出しだ。


何はともあれ、相手の持っている武器を確認したい朴は《ギタクシア派の調査》をプレイ。
しかし、次の瞬間朴はため息をつくことになる。

朴「マジがっかりする」

公開された手札は《呪文嵌め》《もみ消し》《渦まく知識》《思案》などなど…と真っ青。
これはつらい。

朴は《汚染された三角州》から《Underground Sea》を引っ張りしぶしぶといった様子でエンド。


返す市川は《渦まく知識》で無理に《秘密を掘り下げる者》をひっくり返さずトップをチェック。
ペラリと《渦まく知識》をめくってしまった。ライブラリー捜査なしに1回でひっくり返ってしまった《秘密を掘り下げる者》に、朴は《撤廃》をプレイ。市川は小考したあとバウンスを許可。
《秘密を掘り下げる者》を出し直した市川はターンを返した。


ターンが回ってきた朴は《ギタクシア派の調査》で市川の手札を再確認。
相変わらず市川の手札は真っ青。つまり難関だ。

エンド前にフェッチランドを起動した市川は自分のデッキをショットガンシャッフル。それを見た朴が思わず「高いのによくやりますね(笑)」と苦笑。
市川のデッキの全てのデュアルランドは何と黒枠だ。

市川「借り物なんで大丈夫です(笑)」

これにはギャラリーからも苦笑が漏れ出た。…いいのだろうか?

続けて《渦まく知識》をプレイした市川は《秘密を掘り下げる者》を変身させた。その昆虫人間が殴りかかって朴のライフは残り14。


朴は《思案》とこのゲーム都合3枚目になる《ギタクシア派の調査》で市川の手札を確認。
見えた2枚の《もみ消し》が重くのしかかる。消されるのは承知の上で、朴は《沸騰する小湖》を起動。
注文通り市川は《もみ消し》をプレイ。土地を縛る。

流れは市川の方に来ている。市川は2体目の《秘密を掘り下げる者》をプレイしさらに圧力をかけていく。
いよいよあとがなくなった朴は《思案》をプレイ。が、お目当てのカードは見つからずシャッフルを選ぶ。
朴のライフは残り9。場には《秘密を掘り下げる者》と《昆虫の逸脱者》が1体ずつ。変身すれば2ターンでゲーム終わる。

早急にライフを詰めたい市川は終了時に《渦巻く知識》。自分のアップキープに《もみ消し》を公開。
それを見た朴は《沸騰する小湖》の起動する。これが通って《Underground Sea》をサーチ。

市川は全力でアタックして朴のライフを3にまで削ったあとに《不毛の大地》で《Underground Sea》を破壊。


万事休すかと思われたが…。


朴は最後となるターンに《睡蓮の花びら》をプレイ。これが通ったのを確認すると残った《Underground Sea》から《暗黒の儀式》をプレイ。
これは市川から飛んできた《Force of Will》 によって不発に終わる。
だが、これだけで終わるわけもなく朴は2枚目の《暗黒の儀式》をプレイ。
ここから《陰謀団の儀式》《ライオンの瞳のダイアモンド》《ライオンの瞳のダイアモンド》とマナ加速が連鎖し、最終的に《炎の中の過去》にまでつながった。
あとは予定調和とばかりに《苦悶の触手》が市川のライフを奪い去った。


市川「トップにもみ消しを置いたのが間違いだった。あのフェッチを《もみ消し》出来ていたら黒マナ源を完全につぶすことが出来た」



市川 0-1 朴


Game2




このGame2は意外な展開で幕を開けた。
朴は《睡蓮の花びら》から2ターン目《若き紅蓮術士》をプレイ。トークンを次々に生み出した。
メインゲームとうって変って朴が攻めるゲーム展開だ。しかもビートダウンという形で。


市川も《不毛の大地》で抵抗しつつ、《敏捷なマングース》をプレイして肉の壁を作る。このマングースがどれだけ早くスレッショルドするかが、このゲームの明暗を分けそうだ。
さらに市川は《タルモゴイフ》を追加し(サイズは3/4)、トークンの行く手を阻む。


朴は《睡蓮の花びら》を生け贄に《突然の衰微》をプレイ。トークンを生みつつ《タルモゴイフ》を除去する。


が、市川2枚目の《タルモゴイフ》。またゲームが硬直する兆しを見せた。



この時点で互いの手札は4枚。
朴はスレッショルドした《陰謀団の儀式》をプレイ。5マナと1体のトークンが出る。

続けて《撤廃》をX=0でプレイ。対象は自身のトークン。ストームを稼いで6点の《苦悶の触手》。これでライフレースに大幅に差をつけ、さらに場にはトークンは4体。

市川は《不毛の大地》を起動するだけでアタックせずにエンド。




ようやく市川は、朴のアップキープに《稲妻》で《若き紅蓮術士》を除去することに成功する。
しかし、アタックは割に合わないとしてしない。またもお互いアタック出来ない場が出来るのか。


何とかゲームを動かそうとする朴だが、《渦まく知識》には《赤霊破》と対処され思うようにいかない。

先に主導権を握ったのは市川だ。《敏捷なマングース》を追加して《タルモゴイフ》でアタック。


さらに次のターン市川は会心のドロー。《乱暴+転落》を引き当てトークンを全滅させる。


朴「これは駄目かな…」

最後に朴は《陰謀団式療法》で手札だけ覗いて投了した。

市川 1-1 朴


Game3
先手の朴はすぐに7枚をキープを宣言。市川は少し考えて7枚でキープした。

朴は《強迫》スタート。クロックのない市川の手札から《稲妻》を落としてエンドした。

市川は《不毛の大地》で妨害している間に《秘密を掘り下げる者》をついに見つける。
市川は《渦まく知識》を惜しみなく使い、《秘密を掘り下げる者》をアップキープに変身させる。


攻めの手を緩めない市川に、朴も負けていない。自分のメインフェイズに《汚染された三角州》を置いたあとに《渦まく知識》で解答を求める。
だが、引いて頭を抱える朴。
意を決して朴は市川のエンド前に《強迫》で見ていた《もみ消し》受けるのを覚悟でフェッチを起動する。これにはやはり《もみ消し》が飛んでくる。


しかし、これは囮で自身のメインに朴はもう一度フェッチを起動。本命の《Badlands》をサーチして《若き紅蓮術士》をプレイ。
すかさず《ギタクシア派の調査》をプレイし市川の手札を確認する。そこで見えたのは…

《Force of Will》《Force of Will》《渦まく知識》《渦まく知識》

これには朴も頭を抱える。

ターンが返ってきた市川は《渦巻く知識》で手札を整理。より盤石な形に持っていく。
《昆虫の逸脱者》で殴ったあとに《不毛の大地》で《Badlands》を破壊。徹底的に相手の勝機を潰していく。

朴は《沸騰する小湖》を起動。これで残りライフは3。
《Underground Sea》をサーチし《強迫》をプレイ。《Force of Will》を1枚落とす。


朴はわずかな希望をかけて《撤廃》をプレイ。これを市川は《Force of Will》。

残りライフ3の朴にとってそれは死刑宣告だった。

市川 2-1 朴

市川win!



 
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